2009年3月、東京都江戸川区の車道を、
一匹のネコが頼りない足どりで歩いていました。
通りかかったトラックの運転手は、
進行方向にネコを見つけると急ブレーキ。
間一髪のところでトラックは停車し、
運転手によってネコは道路沿いの公園に放されました。
ところが、ネコはすぐに公園から車道に出ようと
歩き出してしまいます。
そのままでは、車に轢かれてしまう可能性もありました。
しかし、ネコに救いの手が差し伸べられます。
ずっと様子を見ていた車道沿いにある会社の社員が、
ネコを事務所に入れてあげたのです。
ネコはアメリカン・ショートヘアでしたが、
見るとまっすぐ歩けないほどに痩せこけ、毛並みもボロボロ。
老いてはいたものの、うまく歩けないのは
それだけが原因だとは思えない状態だったそうです。
動物病院でその理由がわかりました。
胸の痛むようなその理由でした>>>
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社員は、すぐに近所の動物病院に連絡をしました。
動物病院は休診日にもかかわらず、
快く受け入れてくれます。
しかし、診察の結果、ネコは両目を失明していたのです。
さらに左の肋骨5本からは骨折した跡が見つかり、
虐待された疑いもあったそうです。
ネコは引き取り手が見つからなければ殺処分される運命。
失明したネコを飼ってくれる人は、
そう簡単には見つからないように思います。
ところが、社員から連絡を受けた東京都の動物管理係が、
地域の動物愛護グループに連絡をすると、
すぐに可哀想なネコの話は広まりました。
ネコが発見された翌日には、千葉県柏市の愛猫家が、
飼い主になってくれることが決まったのです。
このネコの命は、たくさんの偶然と奇跡、
そして、関わった人たちの優しさによって
助けられたといえるでしょう。