1964年の東京オリンピックを知っているおっちゃん、おばちゃん。
言いにくい名前だけど誰もがよく知ってる女子体操の金メダリスト、
ベラ・チャスラフスカさん。
1964年東京、68年メキシコ五輪の体操女子で
計7個の金メダルを獲得した人です。
そのチャスラフスカさんが死去されました。
74歳。膵臓(すいぞう)がんを患って長く闘病し、
30日に出身地プラハの病院で亡くなられました。
女子の体操が難度を競う以前、
美しさで観客を魅了した時代の象徴的な演技者・競技者でした。
チャスラフスカさんが、
なぜ多くの人々の胸に残るかといえば、華麗な競技者であり、
かつ信念の人でもあったからです。
当時、母国の共産党政権に異を唱え、民主化運動に身を捧げた人です。
その分弾圧もあり屈辱をなめることもありましたが、
「恥ずかしいことは一度もしなかった」と誇りある発言をしています。
大の日本びいきの人でもありました。
「山あり、谷ありの人生。
社会と断絶した時は、大好きな日本の桜を油絵で描き、
家宝の日本刀を見て、耐える力をもらった」
と述べています。
当時の演技を動画でご覧ください>>>
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