アメリカ・オクラホマ州の農場で、農業を営む男性が2013年の10月、
作業中にスマホを失くしてしまいました。
一生懸命に探しましたが、ついに見つけることが出来ませんでした。
「もうあきらめるしかない」
と思った翌日に新しい機種を購入しました。
しかし、失くしたスマホの中には、
娘さんの結婚式で撮影した思い出の写真が多数入っており、
男性は、ずっと失くしたことを悔やんでいました。
スマホは、穀物の中に紛れており、そのまま貨物船に積載されたのです。
しかも、その船は輸出船でした。
地球を半周して、その船はやがて日本に到着しました。
まず茨城県に到着し、そこから陸路、北海道へ。
荷物が下ろされた場所は、北海道のある製粉所でした。
さあ、このスマホは発見されるのかどうか。
発見されても、それがどうなるのか、まだ誰にも分りません>>>
↓Facebookからの続きは、こちらからどうぞ↓
そのスマホは、製粉所の社員さんに首尾よく発見されたのです。
そして、輸出先の会社も、スマホの持ち主も特定できたので、
見つけた日本人男性は、早々に長旅のスマホを、
アメリカの会社宛てに送付しました。
落としてから8ヶ月後に、スマホは本人の元に帰ってきました。
持ち主の男性は、目を丸くして言ったそうです。
「信じられない!」
「忘れていた写真がたくさん入ってたよ」
「よくぞ、発見した人が捨てずにいてくれた。
送り返してくれるなんて、本当に信じられない」
男性は飛び上がらんばかりの大喜びです。
これがアメリカのテレビ局でも
採り上げられる騒ぎになりました。
日本で発見されたアメリカ人のスマートフォンが、
わざわざ本国まで送り返されるという出来事は、
あるいは「日本ならでは…」のことかもしれません。
日本人の美徳を声高に訴求する必要はありませんが、
他国の方々に、こんな一面も知っていただき、
好感と友情を感じていただければ嬉しいですね。