あるお母さんが、6歳になる息子さんと二人でバスに乗っていた時の話です。
バスの一番前の、ちょっと座りにくいところにギュウギュウ座っていました。
そこへ、一人のお年寄りと娘さんらしい中年の女性が乗ってきました。
「おっと、席をゆずらなきゃね」
とお母さんが息子さんに言おうとしたら、
言う前に息子さんが行動を起こしました。
「あ、おばあちゃん!ここチョー座りにくいけど、
すっごくいい席だから、座っていいよ!」
息子さんの言い方が少し偉そうで、周りの人の笑いを誘いました。
お母さんは少し顔を赤らめながらも、
自分の息子の行為に驚き、感動していたそうです。
バスを降りてから、言いました。
「さっきは偉かったね」
そうしたら、息子さんがまたいい返事をしました。それは・・・
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「さっきは偉かったね」というお母さんの言葉に、息子さんはこう返事しました。
「ううん、お父さんが言ってたんだ。
女の子には優しくしろって。おばあちゃんも女の子でしょ」
「そ……そうだね」
何はともあれ、6歳の息子さんが何のテレもなく、
親に言われたことを素直に実行できるんですね。
お母さんは、日ごろ、あまり熱心に見えなかったお父さんの家庭教育も
ちゃんと行き届いているんだと安心し、あらためてお父さんも見直しました。
参考本:あのときは、ありがとう・・・いい話
出版:河出文庫
「小さな親切」運動本部編