これこそ戦場のメリークリスマスでしょう

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1914年、世界はヨーロッパを主戦場とする第一次大戦に突入しました。

その年のクリスマス、ドイツ兵士たちの慰問公演のために、
ドイツ軍の塹壕に1人の男性が訪れます。

彼の名は、ヴァルダー・キルヒホフ。

高名なドイツのテノール歌手です。

ドイツ軍の塹壕から、彼の美しい歌声が響き渡り、
それは100メートル先にある、敵国フランス軍の塹壕にまで届きました。

「この歌声は、パリのオペラ座で聴いた、ヴァルダー・キルヒホフのものだ」

その歌声に聞き覚えがあることに気づいたフランスの将校は、
ドイツ軍の塹壕に向かって拍手を送ります。

それを聞いた彼は、敵でありながら自分の歌声に
拍手を送ってくれた人がいることに感動。

そして、相手の気持に応えるため、彼は思わずドイツ軍の塹壕を飛び出して、
両軍の中間地帯(ノーマンズ・ランド)を横断し、その将校に挨拶をしたのです。

この様子を見た両軍の兵士たちは、
今日がクリスマスであることを思い出したのでしょう。

お互いに塹壕から出てきて、敵兵と交流をすることになりました。

この話は、第一次世界大戦にフランス北部の前線各地で見られた
「クリスマス休戦」の話の1つとして、2005年にフランスで映画化されました。

その映画で、このお話しはこんな風に描かれています。

ダイジェスト(予告編)をご覧ください>>>

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