ある披露宴での父と娘の手紙

a301
るテレビ番組で放送されたお話しです。

とあるウェディングプランナーの方が体験したステキな結婚披露宴のお話し。

先日、お手伝いさせていただいた披露宴で、とっても素敵な奇跡が起きました。

その新婦は、お父さんのことが大好きなようでした。

そこでその披露宴では、通常はやらないのですが、
お父様から新婦へ手紙を読む時間を設けました。

愛する娘に伝えたい、素直な気持ちを手紙につづってもらうよう、
お父様にお願いしたところ、
「伝えたいことが沢山ありすぎて、うまくまとめられるかな?」
と、言いながら、快く受けていただきました。

そして迎えた披露宴当日、お父様の席にうかがい、
「お手紙書いていただけましたか?」
とたずねると、お父様が嬉しそうに、
胸ポケットから取り出したのはくしゃくしゃの紙。

それは何度も何度も書き直し、読み返した後のある紙。

しわしわになったお手紙でした。

披露宴が終盤にさしかかり、本来なら花嫁からのお手紙の時間です。

ここで、新婦からのお手紙の前にお父様から手紙を読んでもらいました。

《お父様から娘さんへのお手紙の内容》

娘が生まれるとわかった瞬間、嬉しくて嬉しくて。

幼い頃はおてんばだった君。

怪我をしないか毎日、心配になって。

君は小学生の頃、いじめにあっていましたね。

毎日、泣きながら学校から帰ってくる君。

学校に行きたくないとだだをこねる君。

厳しく叱った時もありましたね。

けれど、君が眠りについた時、
きびしく叱ってしまったことを後悔して、君の寝顔を眺めていました。

この子だけは、何があっても守り抜かなければ。

どんなことがあっても。自分はこの子の味方でいよう。

そう誓い、寝ている君の頬をなでるしかなかった。

私にはそうすることしかできなかった。

ここまでお父様が手紙を読まれた瞬間、
新婦はせきを切ったように、顔を覆って涙されました。

続いて、涙を流しながら、新婦が手紙を読む番です。

新婦の大泣きのわけが、その手紙の中にこめられていたのです>>>

スポンサーリンク

↓Facebookの続きは、こちらからどうぞ↓

の手紙の中には、こんなことが書かれていたのです。

《新婦からお父様への手紙》

私は小学生の頃、いじめにあっていました。

「辛くて辛くて、学校に行きたくなくて」

そうお父さんに伝えると、厳しく怒られたこともありました。

でも、泣きながら私が布団をかぶっていると、
お父さんは私の隣にそっときて、
私のほっぺたを何度も撫でてくれましたね。

その手が暖かくて、やさしくて、とても安心して、
明日もがんばろう、そう思いました。

お父さんはきっと、私が寝ていると思っていただろうけど。

私は、毎晩起きていたんですよ。

お父さん、ありがとう。

スポンサーリンク