現代において、いじめは子どもから大人まで、
いつになっても起きる問題と言えます。
このいじめに関してフジテレビの番組「ワイドナショー」において、
メンタリストのDaiGoさん、脳科学者の茂木健一郎さん、
芸人のウーマンラッシュアワー・村本さんがコメントし、話題になっています。
メンタリストとして一躍有名になったDaiGoさんは、
小学校から中学2年生までの8年間いじめに遭っていたことを話し、
自身の経験を元にいじめられている人に対してアドバイスをしていました。
DaiGoさんは、自身のいじめについてこう話しています。
僕、小1から中2までいじめられっ子で、友達がいないんですよ。
よくテレビとかであるトイレで水かけられたりとか、あれ1人にやられても当たらないんですよ、あんまり。でも、3方向から3人にやられるとびしょびしょになったりとか…。
上履きの中に画鋲ってあるじゃないですか。裏に両面テープを貼っておくやつ。あれはまだ優しいんですよ。
聞いているだけで胸が痛くなるような話ばかり…。
しかし、DaiGoさんはある行動をすることによっていじめから脱出しました。
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待ってたんですよ、僕。待ってれば、クラスが変われば友達が出来るかも、先生が変われば助けてくれるかもって。
8年間待ったんですけど誰も助けてくれないし、誰も友達になってくれなかったんですよ。それで8年目の時に、初めてやり返したんです。いじめっ子に。
いじめで一番怖いのは「慣れ」で、慣れていたんですよ。自分はダメな人間って受け入れていたんです。
無力を受け入れていたんですけど、初めて母親をバカにされたんですよ。8年目で。母親が大好きだったので、カチンと来ちゃって…。
足元にナタがあったので投げたんです。(現場は工作室だった)
ハンドボール投げで5m飛ばない位の投擲能力しかなかったので、そこら辺の壁に当たって終わったんですけど…。
それで「あいつヤバい!」ってなったんですよ。
本当は良くないし、オススメはしないんですけど、自分が動いた時に周りがこんなに変わるんだって、その時初めて気付いたんです。
自己主張したら、見えている世界は変わる。じゃあ、やらないと!ってなって、そこから全部自分を変えようってなって、こうなっちゃった(笑)。
8年間という長い期間、ずっといじめを受けていたDaiGoさん。
ずっと自分自身のことをバカにされるといういじめを受けていましたが、
大好きなお母様をバカにされたことをきっかけに、
初めていじめっ子に反撃をしたことでいじめが終わりました。
もちろんナタを投げるのは危ないことですが、
何らかのアクションを起こすことで周りの世界も変わるというのは間違いありません。
さらにいじめられている人に対しても、こんなメッセージを送っていました。
いじめられている子達に一番言いたいのは、チャンスなんです。いじめられているというのは。
普通の人間は普通に生活して、普通に仕事に就いて、普通に死んでいくんですよ。何故かというと変わる必要がないから。変わる理由がない人は、絶対に変われない。
でも、いじめられっ子はチャンスですよ。今その歳で、中2とか若い年齢で自分を変えなくちゃいけない逼迫した状況にいるっていうのは、成功するための切符が目の前にあるようなもの。
だから戦って勝ち取って欲しい。
人間きっかけがないと「自分を変えよう」とは思いません。
いじめられることは辛く苦しいことですが、自分を変えるためのチャンスとDaiGoさんは前向きなエールを送っていました。
これに対して、脳科学者の茂木健一郎さんはこんなコメントをしています。
「逃げることを勧めたい」
DaiGoはたまたま強かったからいいけど、俺は逃げることを勧めたいね。その場から。
不登校になってもいいし、転校してもいいし。
確かに「逃げる」ということも選択肢の一つです。
自分の身を守るために環境を変える、というアクションと言えるのではないでしょうか。
そして、芸人のウーマンラッシュアワー・村本さんもいじめについて次のように話しています。
いじめられると自分の親が悲しむと思うんです。
自分が例えば茂木さんをいじめたとしたら、茂木さんの親が悲しむ。自分が同じことをされたら、自分の親が悲しむ…って思える人って、人をいじめないと僕は思うんですよ。想像力があったら。
そんな想像力がない人間の物差しの中で生きていく必要はないと思うし。
もう、そんなのクラス辞めて、学校辞めて、自分に合うところ探した方が(いい)。そんな低いレベルの、想像力のない奴、愛のない奴とおる意味がない。
学校ってこんな(米粒位の)世界やと思います。(実際の)世界は、もうちょっと広い訳ですよね。
だから、もうどんどん飛び出していって、自分に合うところに行って、自分の人生を楽しくして…。親に迷惑かけてもいいし。
私立であれば問題のある生徒は、退学になることもあります。
しかし、公立で義務教育である中学校までであれば、退学にすることなどできません。
つまり、いじめられた側はずっと嫌な思いをすることになりかねないのです。
だからこそ、村本さんは転校も視野に入れつつ、
自分に合う場所をあらゆる角度から探してみることを勧めていました。
三者三様のいじめに対するアドバイスには、Twitterでも多くの感想が寄せられています。
出典 https://tokyo2020.jp
フジテレビ「ワイドナショー」より