2013年、国連は勇気ある少女マララ・ユスフザイさんを招待し、
彼女の誕生日7月12日を「マララ・デー」と決めました。
それに対するマララさんのスピーチです。
「マララ・デーは私の日ではありません。
7月12日は権利を求めて声を上げたすべての女性、すべての少年少女の日です」
また、その会場での、次のようなスピーチも深く胸を打ちます。
「本とペンを手に取りましょう。
それが私たちにとっての最強の武器なのです。
一人の子ども、一人の教師、一冊の本、一本のペンが世界を変えられるのです」
2012年のタリバンによるマララさんの銃撃や、その後のマララさんの復活、感動的なスピーチ抜粋を、約3分半ほどに凝縮した動画があります>>>
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2012年の10月、マララさんは、中学校から帰宅するため、
スクールバスに乗っていたところを複数の男から銃撃されます。
パキスタンのタリバンの犯行によるものでした。
これまで彼女は、少女ながらタリバン勢力の破壊活動や、
女性への教育の必要性を強く訴え続けていたのです。
パキスタン政府が「勇気ある少女」として表彰するなど、
衆目の関心を集める彼女の活動は、タリバンから眼を付けられる対象となっていたのです。
その銃撃は彼女の頭部を狙ったものでした。
生死を分かつ重体ながら、奇跡的に彼女は死の淵から帰還することができました。
その後も、タリバンからの彼女に対する犯行予告はつづきました。
そうした中でも、マララさんは、
自身の回復過程でこのような発言をしています。
「皆さんが私のために祈りをささげてくれたからです。
そのおかげで、私は神から新しい、第2の人生を授かることができました。
私はこれからも人々のために、すべての少女、
すべての子どもが教育を受けられるように尽くしていきます」
恐怖体験をした少女が、それでもなお人々への貢献の意思を放棄しない、
・・・その姿勢に多くの人の共感が集まりました。