山内溥(やまうちひろし)相談役が亡くなられました。
50年もの間社長をやって85歳での死去でした。
こんなお話しがあるんですよ。
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小学校の時、ファミコンが故障した。
それで母に「修理出してきて」って言って、
僕は友だちの家に遊びに行った。
普通、修理品はファミコンショップなどに出すものだが、
母はあまり機械に詳しくなかったらしく、
なんと任天堂の本社まで行ってしまった。
普通なら門前払いだが、
どういうわけか、母はドンドン会社の奥に通されていった。
※その後、このお母さんが任天堂でどんな扱いをうけたか、
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なんと任天堂の社長室まで招かれた。
社長が出てきて、こう言われた。
「いつもありがとうございます。たしかに修理の品物、お預かりします」
あまりに腰の低い社長に母はビックリしたらしい。
子供のためとは言え、任天堂の本社まで行ってくれた母に感謝したい。
それに今思えば、この任天堂という会社、
よくぞ、一消費者の母を社長室まで通したもんだ。
よくぞ、大社長が小さな母に深々と頭を下げてくれたもんだ。
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会社を大成長させるのと、人の心を動かすのって、根っこは同じなんでしょうね♪
山内前社長の偉大な功績とともに、こんなお客様の声からも、
その人となりを感じさせていただきました。