あるテレビ番組で、田中将大選手の少年時代のエピソードが、
小学校の同級生から語られました。
話してくれたのは、小学校時代の同級生の堤田さんという方でした。
家が近所で、小学校から中学校まで同じ学校に通っていたそうです。
堤田さんは小学校時代、非常に内気でおとなしい性格でした。
そのため、クラスの男子からはいじめの標的とされ、
いつもプロレスごっごの相手役をさせられていました。
クラスの他の生徒たちは、そんな堤田さんを見てみぬふり。
非常につらかったそうです。
そんなある日、 堤田さんは、いつものようにいじめっ子たちから、
プロレス技を掛けられていました。
そこに、マー君がやってきて、こう言ったそうです。
「もういいじゃないか、やめろよ!」
そういって、いじめっ子たちからかばってくれたのです。
そして堤田さんを、そこからいったん連れ出しました。
堤田さんいわく、マー君が彼にとっての、
初めての友達になったそうです。
仕返しが怖くて誰も注意できない中、
マー君はちゃんと相手を注意できたんですね。
確かに、大人の目線からみたら簡単なことかもしれませんが、
子供にとってはすごく大きなことです。
子供にとって、多数派に対抗する少数派、
それもいじめられる側をかばうのは、かなり勇気のいることです。
当時からマー君の人柄、弱きを助け強きをくじく正義感が、
ここに芽吹いていたのでしょう。
しかし、彼のこのエピソードは、ここで終わりではありませんでした>>>
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その後、マー君は堤田さんをいじめっ子たちのところへ連れて行き、
もう一度、プロレスごっこを始めたのです。
しかしそれは、それまでの一方的なプロレスごっこではなく、
技を掛けられるばかりだった堤田さんにも、
いじめっ子たちに向けて、技を掛ける役をやらせたそうです。
プロレスごっことは、本来楽しい男の子の遊びですね。
いじめとか復讐ではなく、堤田さんにも技を掛けさせることで、
その楽しさを体験させたかったのでした。
田中将大選手、その少年時代に、正義感の片りんを見せるだけでなく、
お互いに禍根を残さないための、橋渡しまでやってのけているわけですね。
米大リーグの経験を経て、今、後進への指導にも熱心です。
これからもマー君が、現役としての活躍で大きな感動を与え、
同時に背中で後輩を牽引し続ける姿に期待を寄せています。