ある日、妹の病院に居眠り運転の車にひかれた男性が
運び込まれました。
緊急手術は行われましたが、内臓がめちゃくちゃで
生存はもう絶望的だったそうです。
そして彼が偶然、意識を取り戻したときに、
「自分は助かるのか?」と聞かれ、
医師は、やむを得ず事実を伝えました。
そうしたら彼は、死ぬのはかまわないけど、
どんな手を使ってもいいから、
1分1秒でも長く生かしてほしい、と訴えました。
なぜかと聞いたら、
答えた彼の言葉に、周りの人たちは深く心を打たれました>>>
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そのわけは、
「妻や子供たちに、心の準備をしてもらいたいから」
と言うのです。
自分が死ぬのはいいけど、
家族がいつまでも自分のことを引きずって
生きていくのは耐えられない。
家族が新しい生活を始められるように、
自分のことを忘れてもらえるように、
自分の死を覚悟してもらう、
自分がいなくなることを受け容れてもらうための時間が必要だ。
だから自分は、今ここで即死に近い形で死ぬわけにはいかない。
もう少しだけ、自分は生きていないといけないんだ、と。
そう必死に頼んだ後、彼は再び意識を失い、
二度と目を覚ますことはありませんでした。
そして願い通り、彼は1ヶ月生きて、
その後、静かにお亡くなりになりました。
ありとあらゆる薬を打たれ、何本ものチューブにつながれながら、
朽ち果てるように亡くなられました。
臨終のとき、妹も医師の方々も涙が止まらなかったそうです。
参考本:涙が出るほどいい話「想い出」より