子供が授からず婦人科を受診したら、卵巣の腫れが見つかり、
不妊治療も兼ねて腫れを除去する手術をしました。
手術は予想外に大きなものになりました。
卵巣の腫れだけでなく、卵管が幼い頃の手術の影響により、
他の臓器と癒着して機能しておらず、
切除することになったのです。
そして術後、医師から
「自然妊娠は完全に不可能です」と聞かされ、
もう私は”どん底”に突き落とされた気がしました。
10年もの間、子に恵まれない私たち夫婦に
皮肉を言うでもなく、急かすでもなく、
いつも自然体で接してくれた義父母には、
ただ申し訳なさでいっぱいの気持ちになりました。
そして、子の誕生を義父母以上に望んでいた夫は、
これまでひと言も、それを私にもらすことすらなかったのです。
”どん底”の中、夫にも義父母にも、
身の縮む思いの私の心境でした。
しかし、そんな私を救ってくれたのも、
夫や義父母の言葉だったのです>>>
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「あなたが無事でよかった」
夫と義父母のほぼ異口同音の言葉でした。
さらに医師からは、
「体外受精という手段があります」と説明されて、
自分たちに必要な道筋がより明確になったと感じました。
実は、現在の先行き不安な世の中で、
「本当に子供がほしいか、子供を幸せにできるか」
と内心、ずっと迷いがあったのは正直なところです。
そんな迷いを、夫と義父母の言葉が、
すっきり取り払ってくれたように思いました。
この温かい人たちに
小さな命との出会いを果たして差し上げたい。
「子供がうちに来てほしい。
この人たちに会わせたい」
そんな意志を強く固めることができたのです。
これから不妊治療が実を結ぶとは限りませんが、
”どん底”の中で勇気をくれた「私の家族」には、
感謝の思いがつきません。