老人への花束の贈り物

a979
メリカで流されたドラマCMでこういうものがありました。

舞台はアメリカの老人ホームです。

ここでは、あまり身寄りのない老人たちが肩を寄せ合うようにして、
ひっそりと暮らしています。

時には、遠く離れた家族や友人、知人などから花束が届きます。

届いた花束を看護師さんが抱えて、
老人たちの集まる食堂ホールに持ってきます。

老人たちの期待の目が、その花束に集まります。
カードが読まれて、誰宛ての花束かが判るのです。

カードに書かれた名前が読まれたら、
その人だけが喜びます。
後はガッカリして部屋に戻ります。

ある時、ひときわ大きな花束が老人ホームに届きました。

そわそわ、いそいそと老人たちがホールに集まりました。

「今度は誰に届いた花束なんだろう」

老人たちの期待の目が花束に集まりました。

看護師さんも、まだ誰宛てに届いたものなのか、分かりません。
ニコニコしながら、カードの封を開きました。

老人たちは、そんなに気をもたせず、
早く名前を読んでくれとせがみます。

封を開けた看護師さんの表情が変わりました>>>

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ードには、
「大切なあなたに、この花束を贈ります」
と書いてありました。

期待する老人たちの輝く顔。
看護師さんの表情の変化を楽しんでいるかのようです。

看護師さんはカードを読み、
そして宛名を見て、涙目になりました。

それは、ここの老人たち全員からの、
看護師さんへの花束だったのでした。

老人たちは拍手大喝采です。

その若い看護師さんは、老人ひとりひとりと、
泣き笑いのハグをかわします。

ナイスな老人たちのサプライズ、大成功でした。

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